個別指導と集団指導の違いとは?
塾を選ぶ際に重要となるのが、学習が「個別指導」によるものか「集団指導」によるものかです。これは、塾に通われるお子さまがどちらの学習方法の方がより継続して通えるか? によります。
週に何日も、場合によっては何年間も継続して通う必要があるからこそ、お子さまに合った環境、指導要領(カリキュラム)が必要です。
「個別指導」と「集団指導」では、一緒に学習する生徒数がもっとも大きな違いになります。
「個別指導」では講師がお子さまと一対一で学習を進めますが、「集団指導」では数人(少人数制)~数十人(多人数制)の生徒が一緒に学習します。
授業内容も大きく変わり、個別指導ではお子さまお一人おひとりに合わせた学習内容を組み立てるため、苦手な科目を重点的に学習することや、得意科目をさらに進めて引き伸ばすことも可能です。
集団指導では教材やカリキュラムが学校の授業に合わせた形であらかじめ設定されています。集団指導の場合、教材やカリキュラムは個別指導のものよりも高いレベルのもの(難しい内容)となり、受験やテストを目標にして、学校の授業よりも少しだけ早いペースで学習が進むため、通塾するだけで常に予習が可能です。
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個別指導に向いている子
- 学習習慣が身についていない
- 自分のペースで学習したい
- 人前での質問に抵抗がある
- 勉強が苦手で学校の授業についていけていない
- 苦手科目と得意科目が完全に分かれており、重点的な対策を希望している
- 疑問に感じたことが解決できないと、次のことが頭に入ってこない
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集団指導に向いている子
- 一人での学習では勉強に集中できない
- よりレベルの高い授業でしっかりと学習したい
- 学校の復習だけではなく予習もしたい
- 負けず嫌いで競争心が強い(競争相手がいた方がよい)
- 長期の視点で受験に向けて計画的に勉強したい
- 他人と協力したり、
教えあったり切磋琢磨できる相手(仲間)がほしい
塾に通う目的と、
お子さまの状況や目標は?
お子さまを塾に通わせたいと考えている方は、どのような目的や目標で塾に通うのか? また、現在の学習の進捗状況と照らし合わせ、お子さまに合った塾を選ぶことが肝心です。
「受験指導」「学校授業のフォロー」などの学習・指導内容によって選ぶべきか、集団指導・個別指導の指導方法・授業形態によって選ぶべきかを整理しておく方がよいでしょう。
また、目的だけでなく、お子さまの現在の状況や性格なども考慮しておくことが大切です。学校の勉強についていけていない状況であれば個別指導、学校での勉強よりもさらに高いレベルの学習を望むようであれば集団指導が適しています。
通塾の目的・目標、現在の状況をしっかりと整理したうえで、お子さまの希望に沿った無理なく学習ができるものを選びましょう。